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フランス暮らしコミックエッセイと映画レビューがせめぎあっている

【コミックエッセイ】秋の日仏怖い話祭り「三回呼ばれた」【日本編】

 

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私の父が某大学病院に勤めていた時のお話です。

ヤバイ・・あの建物ほんとヤバイ・・ってずっと言ってた。

個人的には振り向いてほしかった。(一切の責任は取りません)

【幽霊VSゾンビ】フランス人は幽霊よりゾンビが怖い

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日本人の私は現実的に考えて幽霊の方が絶対怖いんだけど、フランス人の夫は存在の可能性がより高いのはゾンビなので怖いらしい。

 

田舎ののどかな田園風景とか見ていると急に「あの丘の向こうからゾンビの大群が押し寄せてきたらどうしよう」とか言い出す。いや、来ないから大丈夫。

 

逆に私が夜中トイレ行くの怖い幽霊がいたらどうしようとか言うと鼻で笑われる。

幽霊って・・ww みたいな。

グーパンすればいいみたいな。

てかそもそも幽霊とかいないし(キッパリ)。

 

ゾンビこそグーパンすれば最初の一、二体はいける気がするんだけどどうでしょう?

 

▼超絶怖がりで且つ怖い話マスターの私が選ぶ怖い話サイトはこれ。「おかしくなります」は近代的な怖さがある。

kyouinoheya.amebaownd.com

 

▼めっちゃ気になるんだけど怖い。内容知ってる方いたら教えてください。

怖い絵 (角川文庫)

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怖い絵 泣く女篇 (角川文庫)

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フランス、サマータイムやめたいってよ。

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日本では温暖化による気温上昇や2020年のオリンピックに向けて、サマータイムの導入が検討されていますね。

 

ところがすでにサマータイムを導入しているフランスは、サマータイムをやめようという動きがあります。今回はなぜフランスがサマータイムを辞めたがっているかについて書きました。

 

 

 

そもそもサマータイムって何?

 

サマータイムは日照時間の早い夏に時間を一時間前倒しすることにより、時間を有効に活用することを目的としたもの。省エネによる経済効果などが期待されています。

 

特にフランスは日本と比べて夏の日照時間がかなり長く、6月ごろからどんどん日が長くなります。マックスの状態で朝は4時半ごろから、夜は22時ぐらいまで明るいのです。

 

▼フランスがサマータイムに入った時の日本との時差はこんな感じ。

フランスの夏時間(毎年3月ごろ変更される)→  日本とは-7時間の時差

フランスの冬時間(毎年10月ごろ変更される)→ 日本とは−8時間の時差

 

 

 

 夏時間に入ると1時間余分に眠れるので得した気分になりますが、冬時間(サマータイムが終わって通常の時間設定に戻る時)は1時間早く起きなければならない

 

なのでサマータイム終了時は寝坊のリスクが高いです。

 

▼参考にしたサイトです。

www.ledauphine.com

 

 

フランスはなぜサマータイムをやめたいの?

 

本題のフランスがサマータイムを辞めたがっていることについてですが、これはもう「サマータイムを導入していることのメリットが少なくなりつつある」ということに尽きます。

 

フランスがサマータイムを導入したのは1976年。

1973年のオイルショックを受けて実施された経済政策の一つで、当初の計画では短期的に実施される予定でした。

 

現在もサマータイムによる経済効果はあるものの、電気の普及により原油に影響を受けることが少なくなった一方で、健康被害や交通事故の多発も懸念されるようになってきました。

 

サマータイムによって一時間生活が早くなるということは、夜間の電力代が抑えられると思いますよね。しかし実情は、一時間早く起きるからといって、必ずしも一時間早く寝るというわけではないのです。

とくにフランスは、夏場は白夜なので夜更かしする人が多い。実施当初に比べると、夜間の省エネ効果は薄まってきています。

 

また、サマータイムは時差のようなものなので、一時的に狂ってしまう体内時間を毎回元に戻さなければなりません。体力のある大人ならいざ知らず、乳幼児や老人にとっては負担になり得ることも。 

 

これらの様々な事情から、フランスだけではなくサマータイムを取り入れているヨーロッパ諸国が一斉にやめるという動きも出てきているのです。 

 

具体的にいつやめるか、どの国がやめるのかなどまだまだ議論の段階ですが、フランスがサマータイムをやめる日もそう遠くはないようです。

 

▼フランスの民間会社による調べ。左のグラフではサマータイムを続けたくない人が54%、右のグラフでは健康被害を感じることや、省エネ効果をあまり感じられないことなどが挙げられています。

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▼サマータイムについて書いてある本を紹介しようと思ったらamazonの自動選択はサーカスをチョイスしたようです。いや、いい曲だけど。

サーカス ミスター・サマータイム

サーカス ミスター・サマータイム

 

 

▼だからサマータイムについて説明している本を紹介したいんだってば。タイトルは合ってるけども。 

サマータイム (新潮文庫)

サマータイム (新潮文庫)

 

 

【コミックエッセイ】続・日仏秋の怖い話まつり(フランス編・義母と怖い本と私)

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元オーベルジュを買い取って改装・増築を重ねた義実家に3週間ほど滞在していました。こんにちはミロです。

 

滞在ってかもう住んでた。最後の数日は完全に自分の家だと思ってた。

 

やたら大きくて増築により入り組んでいる家なので、昼間でもちょっと怖いんです。

それで怖い話でも描こうかなーと思った矢先あることに気づいたんですが、

 

3年ほど前「日仏怖い話まつり」なるコミックエッセイを掲載していたんですね。

 

 ▼何気に3年もこの記事を放置していることに驚きを隠せない。自分の感覚では1年ぐらいだと思っていた。

www.japanimafrance.com

 

 

一応”祭り”と謳っているからには日・仏両国から2〜3話ぐらい持ってくるのが妥当かなど当初考えていたのですが、私の家族が経験した実話怪談1話を掲載してから全く続編を出さず今に至る。

 

ということで3年ごしではありますが、怖い話第二弾を掲載しました。

2年前と比べてページ数が全然少ないって?

体力とやる気が続きませんでした。

 

そして幽霊の正体は義母だったので怖い話ですらありません。すいません。

 

 

▼大好きな漫画家さん・鯛夢さんによる実話怪談集。「開かずの間を造った話」が雰囲気あって怖いです(収録は第3巻)。試し読みができます。

sonorama.asahi.com

ほんとにあった怖い話 読者体験シリーズ 鯛夢編(3) (HONKOWAコミックス)

ほんとにあった怖い話 読者体験シリーズ 鯛夢編(3) (HONKOWAコミックス)

 
ほんとにあった怖い話 読者体験シリーズ 鯛夢編(2) (HONKOWAコミックス)

ほんとにあった怖い話 読者体験シリーズ 鯛夢編(2) (HONKOWAコミックス)

 
ほんとにあった怖い話 読者体験シリーズ 鯛夢編(1) (HONKOWAコミックス)

ほんとにあった怖い話 読者体験シリーズ 鯛夢編(1) (HONKOWAコミックス)

 

 

【コミックエッセイ】パックスもフランス婚もよくわからない件

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こんばんは。

体内の活動限界が2パーセントになるまで動きはしゃぎ回る2歳児を毎晩

オペラ ”魔笛" よりパパゲーナとパパゲーノの一人二重奏で寝かしつけているミロです。

 

▼0:45あたりから始まります。これを一人でやると腹式呼吸が鍛えられる。


Roth and Le Roi perform "Papagena / Papageno!"

舞台の真ん中あたりに垂れ下がっている首吊りヒモが気になる。 

 

 

前回フランスの同性婚について描きましたが、今回はPACS(パックス)とフランス婚について。

私はフランスに住んで10年ほどになるんですが、実は未だにこの二つがよくわかっていません。しかも私自身がパックスしていたにも関わらずです。

 

というわけで大雑把に調べてみました。

 

 

PACS(パックス)とは

 

パックスは結婚していないカップルに共同生活上の義務や財産分与に関わる権利が発生するフランスの制度です。

 

また、フランスでは離婚の際(円満であっても)必ず裁判をしなければならないのですが、パックスであれば気軽に解消できるというのも結婚との違いです。

 

フランスではパックスをシビルユニオンとも言います。

 

シビルユニオン【civil union】 法律上の婚姻ではないが、一定の関係にある異性あるいは同性どうしで、一定の手続きの上、法律婚と同様あるいは類似する法的権利を認められているカップルのこと。 男女間の婚姻とは区別して、市民契約、合同生活、市民的結合などと訳される。

                       (コトバンクより抜粋)

 

 

 

パックスは当初、同性愛者向けに作られた制度でした。

しかし実際にパックスを利用する同性愛者は見込みより少ないのが現状です。

 

結婚より手軽だが通常のカップルでいるよりも連帯感があるという利便性が、異性間カップルの利用率に結びついているようですね。

 

▼灰色が同性カップルのパックス率、青色が異性カップルのパックス率、

 黄緑色が同性婚率、赤色が異性間の結婚率を表しています。(2017年調べ)

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mariages et pacs en 2017 / Insee より



 

 フランス婚という言い方に心がざわつく

 

さて次は "フランス婚" についてですが、

日本でいう事実婚・法的な手続きが必要ないカップル間の繋がりを指します。

 

パックスが結婚よりゆるい制度だとすれば、フランス婚はさらにゆるい契約なのです。

 

ちなみにフランスでは "フランス婚"という名称ではなく、 ユニオン・リーブル(内縁関係)と呼ばれています。

 

▼結婚とパックスとフランス婚は似て非なるもの。こちらの記事で詳しく書かれているので気になる方はご参照ください。

www.excite.co.jp

 

先にも書きましたが、私はフランス婚という言葉に一人でざわついています。 

 

なんだよフランス婚て。

重ねて言いますがフランスにそのような言葉はない。 

 

日本では "事実婚" という、ともすればマイナスイメージがつきまとう言葉を

自由な選択肢を持つ新しいカップルのカタチ的な爽やかイメージに変えた魔法の造語、フランス婚。

 

そのおしゃれな響きが言い得て妙を通り越し私の心をざわつかせているのです。

  "フランス婚"が絶妙すぎてこれに変わる造語は今後出てこなさそうですが・・。

 

 

 ▼フランス婚といえば夏木マリorこの映画。

サルトルとボーヴォワール 哲学と愛 [DVD]

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▼フランス婚と書いて自由恋愛と読め。世間体やしがらみをぶっ飛ばしたいあなたに。

じつはウチ、フランス婚 ?結婚してない、でも家族?

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