フランスの幼稚園で日本語絵本の読み聞かせをしてきたよ!
こんにちは、最近スケート場で尻を強打したミロです。
フランスで生活しています。
今回は我が子が通っている現地幼稚園で、日本語絵本の読み聞かせをしてきた話をします。
【▲直前までこんな感じだった。引き受けたことを激しく後悔してた。】
発端は幼稚園の保護者面談でのこと。担当教諭に私の国籍を聞かれたので日本ですと答えたら、「そういえば日本語の絵本があるんですよ〜。」と本を渡されました。
よるくま クリスマスのまえのよる です。
▼うっかりしてると読み聞かせの際泣きそうになる。名作です。
そして「子どもたちの教育のために、クラスで読み聞かせをしていただけませんか?」と打診された。
正直、「え・・・」
てなったけど我が子は「ママが来る〜♪」って感じで喜んでいたので日本をアピールするいい機会かなと思って行ってきました。
あと、母国語が英語のママさんも英語で読み聞かせしたとのことだった。担任の先生的には子どもたちがいろんな国の言語を身近に聞く機会を持ってほしいそうな。
そして迎えた当日。死ぬほどお腹痛くなりながらもなんとか幼稚園に到着。園児たちを前に
「はーいみんな注目〜⭐︎私は日本からきましたっ!みんな日本について何か知ってるかなああ?」
とおかしなテンションで登場し、日本の国旗を日出処国云々と紹介して最終的に
「今から私が日本語で絵本を読むけど、みんながちゃんと最後まで聞けたら日本のお菓子を配るからね❣️」
でなんとか読み聞かせにもっていった。ちなみにお菓子配りは事前に先生に了承を得ました。
読み始めると途中でクスクス笑う奴らが出てきたので、すかさず
「おまえとおまえはお菓子ナシな」
とふざけているお子さんたちを牽制。
最初は緊張してプルプルしていましたが、クラスの雰囲気が良かったのでだんだん慣れてきた。最終的に滞りなく読み終えました。
その後は絵本のフランス語訳を用意していたので、先生にフランス語で改めて読んでもらった。
最終的には、「私はうちのママと〇〇語で話すよ!」とか、「私のパパは〇〇人だよ」みたいに言う子が続々と出始めました。
園児たちが自分のルーツに誇りを持つような雰囲気だったのはよかったです。
世界にはいろんな国があって、人それぞれいろんな国の文化を背景に持っている。それは豊かで素晴らしいことなんだという認識が広がったらいいなと思う。
以上フランスからお届けしました。【雑に完】