ジャパニマフランス

フランス暮らしコミックエッセイと映画レビューがせめぎあっている

フランスのアイススケート場で尻を強打したので話を聞いてほしい

 

スケートリンクが割れるかのような衝撃。



タイトルのままですが先日尻を強打しました。

 

激痛。息出来なかった。

 

ツルって滑ったときスローモーションになったんよ。

一瞬「あっこれやばい転び方や」って思ったね。思った時にはすでにshiriを強打していたんだけども。

 

リアルで息止まったのは小学生のときマット運動でやっちまって以来です。

とび箱の上で前転するっていう、今考えてもマット運動未経験者にはありえない種目が体育にもり込まれていたんですが、それで背中を捻挫(逆に器用)した。

 

そして息がー・・・。一瞬止まったーーーー。

 

すいません今ファブルが降りてきてました。

 

【▼待望のセカンドシーズン!】

 

 

その息止まる感じがまた来たんですよ。

今回は尻強打にて25年ぶりに一時呼吸停止です。

 

尾骶骨とかなんか大事な骨をやっちまったと思った。

 

しばらく立ち上がれなかったので静かに寝転んでたら(邪魔)心配した人が声をかけてきてくださった。ありがたい。

 

その場は「あ、大丈夫っす〜」て感じで立ち上がって普通にしてたんだけど、

夜になって熱がでてきた。

 

なので緊急外来に電話したよ。

そしたら「患部を冷やして明日かかりつけの医師に診てもらってください」でガチャ切りされた。女医だったー怖いよー

 

ちなみにフランスではなんかあったらまずかかりつけ医に診てもらわなくてはいけない。

めんどくせぇ〜なんだそのシステム〜 (心の声)(でかい)

 

かかりつけ医から放射線技師に診てもらうための書類を書いてもらい、処方箋も書いてもらう。そうじゃないと先に進まないし保険適用されない。

 

しかも患者数を制限している医師が多いので、新規患者はかかりつけ医を見つけることがすでに困難。うわぁぁ〜かかりつけ医難民になりたくないィイ〜

 

かろうじて診察の予約がとれても1〜2ヶ月後とかザラです。眼科に予約入れた時は9ヶ月後って言われたぜ?

 

おかしいだろこのシステム。

 

比べる背景が異なることは承知ですが、日本てすごいよね。

 

私は結局、自宅から車で30分ほどに位置するクリニックに空きがあったためそこで診てもらいました。言うて普通の町医者なので基本なんの設備もない。問診と触診で終わりです。

 

一応レントゲンの必要性を書類にしてもらったので、また放射線技師を調べて自分で予約せねばなりません。

 

ちなみにこの医師に

「私のかかりつけ医になってくれませんか///」

とお願いしてきた。

愛の告白かよ。

 

「基本的に近所の人以外は取らないんだけど、他は全部断られたんだよね?まぁ二回うちで診察したことあるしいいよー」とオッケーもらえましたぁあ!!(熱)

 

ーーーーーーーーーーーー

〜そして今現在〜

 

シリ強打から三週間ぐらい経ちました。痛みはだいぶ取れて、骨にも異常なさそうです。一応レントゲンの予約は入れますが年をまたぎそうだなぁ〜

 

みなさまも転倒には十分気をつけてください。【完】

 

【▼私はとにかくお尻を守りたい。】

 

【▼これを履いておけば転んだ時の衝撃がまだマシだったかも・・。いや変わらんか・・。】

 

 

 

フランスの幼稚園で日本語絵本の読み聞かせをしてきたよ!

 

フランスの幼稚園で日本語絵本の読み聞かせをしてきました。

 

こんにちは、最近スケート場で尻を強打したミロです。

フランスで生活しています。

今回は我が子が通っている現地幼稚園で、日本語絵本の読み聞かせをしてきた話をします。

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【▲直前までこんな感じだった。引き受けたことを激しく後悔してた。】

 

発端は幼稚園の保護者面談でのこと。担当教諭に私の国籍を聞かれたので日本ですと答えたら、「そういえば日本語の絵本があるんですよ〜。」と本を渡されました。

よるくま クリスマスのまえのよる です。

 

▼うっかりしてると読み聞かせの際泣きそうになる。名作です。

 

そして「子どもたちの教育のために、クラスで読み聞かせをしていただけませんか?」と打診された。

正直、「え・・・」

てなったけど我が子は「ママが来る〜♪」って感じで喜んでいたので日本をアピールするいい機会かなと思って行ってきました。

 

あと、母国語が英語のママさんも英語で読み聞かせしたとのことだった。担任の先生的には子どもたちがいろんな国の言語を身近に聞く機会を持ってほしいそうな。

 

そして迎えた当日。死ぬほどお腹痛くなりながらもなんとか幼稚園に到着。園児たちを前に

「はーいみんな注目〜⭐︎私は日本からきましたっ!みんな日本について何か知ってるかなああ?」

おかしなテンションで登場し、日本の国旗を日出処国云々と紹介して最終的に

 

「今から私が日本語で絵本を読むけど、みんながちゃんと最後まで聞けたら日本のお菓子を配るからね❣️」

 

でなんとか読み聞かせにもっていった。ちなみにお菓子配りは事前に先生に了承を得ました。

 

読み始めると途中でクスクス笑う奴らが出てきたので、すかさず

「おまえとおまえはお菓子ナシな」

とふざけているお子さんたちを牽制。

そしておまえとおまえは帰ってよし!



最初は緊張してプルプルしていましたが、クラスの雰囲気が良かったのでだんだん慣れてきた。最終的に滞りなく読み終えました。

その後は絵本のフランス語訳を用意していたので、先生にフランス語で改めて読んでもらった。

 

最終的には、「私はうちのママと〇〇語で話すよ!」とか、「私のパパは〇〇人だよ」みたいに言う子が続々と出始めました。

 

園児たちが自分のルーツに誇りを持つような雰囲気だったのはよかったです。

 

世界にはいろんな国があって、人それぞれいろんな国の文化を背景に持っている。それは豊かで素晴らしいことなんだという認識が広がったらいいなと思う。

 

 

なんだこのスタンプは・・。そしてラベンダー色の服を着る女・・。

 

以上フランスからお届けしました。【雑に完】

 

 

 

【カルト村の夏祭りだワッショイ!! 】ホラー映画 ミッドサマー ネタバレ感想

ミッドサマー 2019年/ アメリカ/ スウェーデン映画(147分)

監督・脚本:アリ・アスター

制作:ラース・クヌーセン/ パトリック・アンデション

出演者:フローレンス・ピュー/ ジャック・レイナー/ ウィリアム・ジャクソン・ハーパー/ ヴィルヘルム・ブロングレン

音楽:ボビー・クーリック

 

 

老齢のビョルン・アンドレセンが見たくて鑑賞しました。結果的にビョルンは出てきましたが・・かなり悲惨な最期で見るのが辛かったよぉぉぉーい

▲若き日のビョルンと老齢のビョルン(ビョルン言いたいだけ)。

 

 

【▼以下は映画の雑なネタバレと感想です。先に映画を観てから読んでね!】

 

主人公は女子大生のダニー。冒頭でダニーの妹と両親がガス心中します。

 

いきなりヘビーな展開ですが、ダニーの彼氏・クリスチャンが心の支えになり、ダニーは絶望の淵からなんとか回復。

 

クリスチャンの友人・マークが、「はやくダニーと別れろよ」とか「そのへんのウェイトレスを孕ませろ」とか言うのでキモイ。この死亡フラグが立ちまくっている友人物語中盤で死亡します( ;∀;)ヤッパリ

(しかも顔面の皮を剥がされてサイコな装飾をほどこされる)

 

ダニーはクリスチャンとその友人3人(マーク、ペレ、ジョッシュ)とともに、スウェーデンの夏至祭に参加することに。クリスチャンの友人、ペレの故郷なんだとか。

 

実はこのペレがサイコ村の手先で、若い男女を都会から連れてくるのが目的でした。

ラストシーンではちゃっかりその功績を称えられているペレ。

 

物語に関係ないんですけど、出演者達が全体的にありのままというか、全然絞ってない体型でオフ感あってすごいリアルです。

 

スウェーデンの村、ヘルシングランドにたどり着いた一行。今会ったばかりなのに普通に麻薬を勧めてくるペレの旧友たち。ダニーには「よかったらマッシュルームティーもあるよ」とかいらん気遣いをみせる。 

金髪碧眼率高い村なのでどこのアーミッシュかと思う。

さらに村のおじさんが急に「巨人ユミルを称える」とか言いだすから本当にどこの進撃なのよ?ってなります。

 

村の中を散歩していると、四コマまんがふうの創作物を見つけるダニー。ちょっとヘンリー・ダーガー氏の作風に似ている。この創作物は、のちに起こるクリスチャンの受難(自分の飲食物だけに異物を混入させられる)を表しています。

▲右端のコマはなんだよ?おまえ・・ふざけんなよ・・

 

【▼なぜかヘンリー・ダーガー氏(精神病の画家)の作風を思い出しました。】

画像はamazonからお借りしています。



それでまぁ、夏至祭りのイベントがあるってことで見に行くダニーたち。イベントでは最年長の老人二名が崖からダイブします。どんなイベントやねん。

 

72歳になったら崖ダイブで命を終了せなあかんらしい(笑)←笑ってる場合じゃない。

 

最初にダイブしたおばあさんは即死。飛び降りで顔面着地の場合こんななるよって絵面があるので注意です。

 

ビョルンはダイブしたものの即死に失敗。足着地だったのでかなり痛いことになりますが、間髪入れず村人が頭を槌(?)的なもので粉砕します。

 

当然パニック状態におちいるダニー他、都会からやってきたゲストたち。

 

しかし村人に「これは大いなる死よ」とか言って説得される。

 

説得されている間にぐちゃぐちゃになった遺体がグリルみたいなので焼かれ出すのできっつい。こんなに絵面がキツいホラー映画は久しぶりです。

 

そのあとゲストたちが次々に姿を消します。ゲストの一人、サイモンが消えたあと肉のタルトを作る村の女性たち。超絶不穏なシーン。

引き続きサイモンの彼女・コニーもいなくなる。肉のタルトから陰毛があぁああオェ

 

これは殺されたコニーの陰毛ではなく、クリスチャンを密かに想う村の女性の陰毛です。

恋のおまじない的なものとして、クリスチャンのタルトだけに自分の陰毛を混入させたのでした ☆*.・(*ゝ∀・*)ノ 

そしてコイツはたぶんクリスチャンの飲みものにも自分の経血入れてます。

 

▼クリスチャンの飲み物だけ色が濃い・・ような・・?(左から3番目)

 

映画のあらすじには関係ないけど、これ系の卑劣行為は本当に気持ち悪いよね。

 

  • 好きな人のリコーダーをこっそり吹くとか
  • 職場の女子の飲みものに精液混ぜるとか
  • バレンタインの手作りチョコに経血まぜるとか 

 

自分的には完全に犯罪行為です。

恐るべしアリ・アスター監督のシナリオ。鑑賞者に猛烈な嫌悪感を植え付けます

 

夏至祭も中盤になってくると、どんどんゲストたちが生贄用に殺害されていきます。殺害方法が槌による一撃とか皮剥ぎ、気管露出とかバラエティに飛んでいる。

 

そして事件が起こることと並行して、クリスチャンが地味にクソ野郎の本性を小出しにしてきます。

一見人当たり良さそうだけど自分の利益しか考えていない男という印象です。

 

村のダンスイベントに参加したダニーは、優勝してメイクイーンになります。

メイクイーンになると人身御供の犠牲者を選べるんだってね。ダニーが選んだのは彼氏のクリスチャン!!

 

ダニーは、クリスチャンが村の女性の誘いを断ることができず、性行為に及んだ場面を目撃していたのでした。

 

個人の性的嗜好によりますが、私的に寝取られは精神がやられる。しかも村ぐるみで寝取らせようとしてくるから怖い。

 

さらにクリスチャンと村の女性の性行為のシーンがガチっぽくて吐きそうになります。

▲google先生に「あのシーン本当にやってるよね?」って聞いた人がわりといるっぽい。だって本当にリアルなんだよ!?

 

人が死ぬシーンもそうですがえげつないというかグロテスクな映画です。

男女ともにマッパ率も高め。

 

生贄に使われる遺体が総じて奇怪なデコレーションをほどこされているのも気持ち悪い。

 

さて、ダニーによって生贄に選ばれたクリスチャンは最終的に中身を抜いたクマに入れられ、リアル着ぐるみ状態で火炙りになります。

 

▲くまさんに入れられるクリスチャン。

 

ラストシーン。生贄小屋に火がつけられ、みるみる炎に包まれていきます。

ここで村人一同大爆笑からのコンテンポラリーダンス披露が意味不明すぎて狂気です。

 

主人公は満面の笑みで暗転。

 

 

余談ですが、劇中でペレが「僕の両親は炎に包まれて死んだ、でも喪失感や悲しみはなかったよ?」みたいなことを聞いてもいないのに喋るんだよね。

今思えばペレ両親の死因はこの生贄古屋丸焼きなんじゃないか。

 

この映画は胸糞で救いがないうえ、カルト村内で事件が完結してしまっているのでもう一度見る気力はないです。

遺体の装飾の気味悪さとか、カルト教団の盲信的な狂気がヘレディタリーぽいと思ったら同じ監督なんだね。

 

この方が描く静かな狂気集団は本当に怖い。

 

▼本当に気持ち悪いし胸糞悪いしいろんな意味で怖い映画。お時間がある方はぜひ。

ミッドサマー 豪華版2枚組 [Blu-ray]

 

▼超絶不気味映画・ヘレディタリー。わたしの感想はこちら。

www.japanimafrance.com

 

▼癖になる作風の作家さんです。よく見ると色々と怖いんですけど、オススメ。

 

【▼クリスマスプレゼントにいかがですか(なお同じデザインのポスターもある模様)。】

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【圧倒的ワタシカンケイナイを発動させる人々】ホラー小説 紗央里ちゃんの家 ネタバレ感想

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紗央里ちゃんの家/ 矢部崇氏著書

 

【あらすじ】

毎年いとこの紗央里ちゃん宅に滞在する”ぼく”と父、母、姉。でもその年はおかしなことばかりだった。例えば滞在中ずっと紗央里ちゃんが家にいないこと。家の中が異常に生臭いこと。そして紗央里ちゃんのおじさんとおばさんが何かを隠していることー。

第13回ホラー小説大賞長編賞作。

 

↓ここから「紗央里ちゃんの家」雑なネタバレと感想です。

 

全体的に血生臭い小説なんですけど、その原因を誰も解決しようとしないのでいつまでも血生臭さを垂れ流している感じの話です。

 

前提として紗央里ちゃんの家で殺人が行われます。

そして被害者の祖母は体をバラバラにされた挙句、家中のいろんなところに体の一部分を隠されます。

それが指だったり、足だったり、腸だったりするわけです。

 

人間の指とか足、腸などが家中に隠されています。

 

 

主人公の少年(紗央里ちゃんのいとこ)は紗央里ちゃん不在の家に宿泊した際、そのバラバラ死体を少しづつ見つけるのですが、

「証拠を集めて警察に持って行こう!」

とかではなく、なんとなく見つけて手元に置いておくのです。

 

なので結局何も解決せずに終わる(笑)。

 

どうやら紗央里ちゃんの両親が犯人ぽいのですが、誰もそのことについて追求しない。主人公の少年に至っては紗央里ちゃんのお母さん(以下紗央里母)に包丁で攻撃されても警察に行かず普通に帰宅します。

 

しかもしょっぱなから紗央里母が全身血ぬれの状態で登場します。

完全にこの人が犯人なんですけど、誰も「何も特別なことは起こっていないふり」をする。

紗央里母が死臭漂う屋内で「大量の魚を捌いていただけだ」と言えばみんな

あぁ〜魚ね〜

となるし、紗央里ちゃん両親の会話がすごく変であろうと誰も突っ込みません。(夕食に虫を食べているだの、一日中腹筋しなきゃいけないから忙しいだの)

 

本作で怖いのは、どこまでも他人に無関心な登場人物たちです。

ここで言う他人とは血縁者以外の人間と言う意味ではなく、俺か俺以外の人間かを指します。

【▼おれか、おれ以外か】

フランスでは茶道、寿司、ローランド???

 

要するに自分以外の人間に起こることはすべて他人事のように扱う人たちのことです。それが怖い。

 

主人公の少年とその家族は何が起きても特に響かない様子だし、唯一まともそうなのは紗央里ちゃんなんですが、本作では彼女の存在が圧倒的マイノリティなため、あたかも彼女以外の人の振る舞いが正解かのような雰囲気にのまれます。

 

この気持ち悪い雰囲気、お分かりいただけますでしょうか。

殺人と一緒にできないんですが、例えば

 

ー 痴漢されている人がいてその周囲で気づいている人がいるんだけど、正直自分には関係ないし痴漢に注意して逆上されたら怖いし、なんなら痴漢プレイかもしれないし面倒に巻き込まれるのは嫌なので見て見ぬフリを決め込む ー

 

とか、

 

ー 海外のスタバで明らかにアジア人が白人店員に差別的順番飛ばしされているのに周りの人は何も言わず、あまつさえ順番飛ばしされた人の後ろの人は一切興味ないフリをして、ふっつーに店員に自分のラテを注文するー

 

 

とか、そう言った道徳的におかしいことが大多数、みたいな感じです。(例えが長い上に分かりにくかったらすいません)

 

一言で言うと

”とりあえず何にでも無関心、なんなら自分のことでさえも虚無”という人々が、とあるサイコパス一家に関わってしまったけど持ち前のワタシカンケイナイを発動させて殺されることなく家を出られた。しかし事件は解決していない。

 

っていう胸クソ悪さを前面に押し出したお話でした。

 

【▼今ならamazon unlimited読み放題で読めます。(2021/10月の情報です)】

 

【▼何度もすいませんが「俺か、俺以外か」です。】

 

【▼フランスでは茶道、寿司、ローランドのテロップが気になって仕方がない方へ。】


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田舎では車の免許がないと詰む@フランス

 

車がないとなんもできねえ

自分の世界がすごく狭いことを実感させられる。こんにちは車の免許を持っていないミロです。

フランスの都市部からオートサヴォワの田舎町に引っ越して来て、もうすぐ2年になります。

 

▼フランスのこの辺がオートサヴォワだよ。個人的には日本の長野県白馬村(なぜにピンポイント)と似た気候だと思っている。

要するに寒い。



11月下旬の今、タイトルの通り「田舎では車の免許がないと詰む問題」に直面しております。今回はこの問題を考察し解決する糸口を探りたいと思います。

 

【目次 田舎では車の免許がないと詰む問題の考察】

 

 

★田舎では車の免許がないと詰む問題その1 孤独だ

 

シンプルに孤独。

都会の人混みで多種多様な選択肢がある中での孤独ではなくて、本当にまわりになんもない孤独なんだよね。

 

自然は豊富だけども。牛とか馬とか動物さんがいるけどもさ。

 

一年ぐらい住んでいると動物も背景の一部と化してきて、なんかフリーテレビを見ている気分になる。

家族がいるから会話はしますが、たぶん独り身だったら下手すると一言も言葉を発さない日とか普通にあるよ。

 

家族がいなければおそらく一言も言葉を発さないであろう日々。



★田舎では車の免許がないと詰む問題その2 何もかもが遠おゥぃい〜

 

家から一番近い商店がパン屋なんですけど、徒歩30分の距離。しかも片道だぜ?

パン屋行くのにどんだけ歩くねん。

買ったパンのカロリーをちょうど消費する距離の徒歩

 

我が子の幼稚園が奇跡的に近くて徒歩15分なんですけど、近道できる森を通ればの話。

近道の森を通らなければ普通に徒歩40分ぐらいかかる。

さっきからいちいち徒歩に換算しすぎやろ自分。 

 

なのでこの地方に住む方は皆さん車必須です。車がなければどこへも行けない。

学校の送迎も無理だし、子どもに付き添って図書館や習い事にも行けない。当然仕事にも行けない。

電動自転車で仕事場まで通う猛者もいますが、雪がものすごく降る季節になると車に切り替える方がほとんどです。

この状況で私は免許を持っていないので、もう本当に困っています。

自動車学校に通い出したのですが、壊滅的に運転センスがないので免許を取れる気がしない。

どこでもドアの開発を急いでほしい。

 

 

★田舎では車の免許がないと詰む問題その3 自然の脅威がすぐそこ感

 

さっき我が子の幼稚園送迎にを通過すると書きましたが、このが結構厄介です。

森・・・。

 

森:「何回森って言うねん・・・?」

 

引っ越してきた当初は

「うちの近くに素敵な森があって、毎日森を通過して学校に行くなんて・・子どもの知的好奇心が満たされそう♡」とか脳内お花畑だったんですけど

 

一年も経つと新鮮味はなくなり、森は「通過すると疲れる場所」という認識になりました。

通過するまでにいろいろな障害物(多すぎる落ち葉やぬかるみ、虫など)があるので、地味にしんどい。

 

リスさんも最初は見つけると「可愛い♡」て大興奮だったんですけど、今では

危険なげっ歯類がいる・・という認識です。

どんぐりとか投げてくるし。

 

▼自分で隠したどんぐりのありかを忘れてまた新たにどんぐりを収集するやつら・リス。

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森はなるべく通りたくない。週末の天気の良い日にハイキングで森に行くとかならいいんですけど、毎日はちょっと嫌だ。

しかも最近「アジアの蜂注意」の看板が森に立ってるの見つけた。えぇ〜。

画像はapivigi.comからお借りしています。



そして私が住む地方はアルプスの山々が近いせいか11月下旬から気温は3度程度まで下がり、濃霧が朝晩立ち込め、冬はすんごい雪が降る。

猛吹雪の中で子どもの幼稚園送迎とかサバイバルすぎる。

 

すいません今回は愚痴ばかりです。言うてもだいたいいつも愚痴ってますが。

 

★田舎では車の免許がないと詰む問題の対策

 

うん、もう免許取ろう!

 

それしかないよね。知ってた。

 

うだうだと何もねぇ〜とか無理〜とか言ってきましたが、免許を取れば問題解決する。

電動キックボードも買ってみたけど雪と雨には無力。

私は運転すること自体が怖いのですが、毎日通るコースを決めて練習するしかないです。

 

峠とか攻めなくてもよい安全に運転すればOK。

 

最近フランスでは14歳から運転できるというオモチャみたいな車(シトロエン・アミ)も販売されていますし。雨風がしのげればいいのでとりあえず免許取ろう。

見た目完全にオモチャですがわりと普通に走行しています。

 

孤独問題に至っては、もう免許とってから考えます(雑)。

たぶん免許を取ると仕事が選べたり、行動範囲が広がったりするので自ずと解決する気がします。【完】