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カルト【NEOの存在感がハンパない】映画ネタバレ感想

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監督・脚本:白石晃士
音楽:蓜島邦明

撮影:平尾徹

出演者:あびる優/ 岩佐真悠子/ 入来茉里 / 井上肇 /山口森広 /小山田サユリ/三浦涼介

2013/ 84分/ 日本


【あらすじ】

オカルト現象に悩まされる母娘を取材することになったあびる優、岩佐真悠子、入来茉里。霊能者たちが除霊を試みるも、強力な悪霊の存在に手も足も出ない。

最後の望みを託された霊能力者・NEO(ネオ)は怪異の元凶にたどり着くが・・。

【予告編】


映画『カルト』予告編

【以下雑なネタバレ感想です。先に映画を観てから読むのをお勧めするよ!】

 

最初に書いておきますが、この映画は途中で終わります。「ここから人類の存亡をかけた本当のバトルが始まる・・!」というところで終了するんです。

 

家の中で怪奇現象が起こるという金田家を取材したタレントのあびる優、岩佐真悠子、入来茉里。本物のオカルト番組に出てきそうなリアルな人選です。問題の家では、母・朋絵娘の美保、ペットの犬が暮らしています。

番組が用意した霊能力者・雲水の目の前で何者かに取り憑かれてしまう美保。愛犬をくちゃくちゃ食べてしまうも雲水の力で体内の悪霊を吐き出すことに成功!

同監督の映画「ノロイ」と世界観が繋がっているようで、美保が吐き出したのは”霊体ミミズ”と呼ばれる悪霊の一種。

【↓映画「ノロイ」のレビューはこちら】

www.japanimafrance.com

 自分では歯が立たないと感じた雲水は師匠の龍玄に除霊を託しますが、彼の力をもってしても悪霊には勝てません。結果あっけなく命を奪われてしまう雲水と龍玄。

 

そうこうしているうちに、もともと霊感が強かったタレントの入来も悪霊に取り憑かれてしまうのです。

 

ここで何の脈絡もなく新たな登場人物・霊能者のネオ(仮名)がでてきます。

映画の後半、本当に急に出てくる。気づいたら事務所の机に座ってるんですよ。

一同え・・誰?ってなってるところへ、ネオが俺が解決してやんよ的に話を進めていき、何やかんやで一連の騒動はカルト宗教団体の仕業だと判明するのです。

【↓左:さも映画の最初からいたように画面に映ってるネオ(仮名)。アニメから出てきたみたいな風貌やな。】

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地味に母娘の家を呪っていたカルト集団を撃破していくネオ。カルト集団の人々が普通のおっさんとかおばさんなので余計怖い。

美保の母・朋絵も実はカルト集団の一人で、美保とは赤の他人だという事実が明らかになります。

【↓美保の住む家で悪霊とバトルするネオ!】

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カルト集団の狙いは、霊媒体質の美保を依代に悪魔神を蘇らせることでした。

悪魔神復活を目指すカルト集団VS最強霊能力者のネオ。悪霊に取り憑かれた入来も凄まじい力を発揮し、バトルはネオ側に暗雲が立ち込めてきます。

【↓左:悪霊に取り憑かれた入来。ネオと「悪魔神は蘇る!」「いや蘇らせない!」の押し問答中。】

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フェイクドキュメンタリータッチの映画なので、「コンスタンティンのような霊媒×悪魔の熱い戦いが繰り広げられるわけでもなくゆるい感じで物語が進行します。しかも肝心の悪魔神とのバトルは無く、怪異の元凶にたどり着いたところでENDですからね。

深夜2時に真っ暗な部屋で一人で観てもたぶん怖くないと思います!

 

 【↓この映画と世界観を共有しているようです。同監督によるモキュメンタリーホラー「ノロイ」。】

www.japanimafrance.com

 【↓こちらもおすすめ!地味に不気味なホラーを観たい方へ。映画「オカルト」レビュー。】

www.japanimafrance.com

 

【↓いい感じに投げっぱなしで終わる映画。三浦涼介さんのファンの方は必見!】 

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