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ひとりかくれんぼ【降霊術】映画ネタバレ感想

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2008年 日本75 分

監督: 海沼智也

脚本:金井純一、海沼智也

製作:大橋孝史

出演: 山口沙紀/ 岬はる香/ 大野瑠衣/ アイミローラ/

【あらすじ】(amazon商品説明参考)

携帯小説「ひとりかくれんぼ日記」をめぐる奇怪な事件を描いたホラー映画。軽い気持ちで始めた”ひとりかくれんぼ”が一人また一人と犠牲者を出していく。全3話のオムニバス。

【ひとりかくれんぼの手順】

1.午前3時。綿を抜き、米と自分の爪を詰めたぬいぐるみを風呂場に用意する。

2.テレビ以外の電気を全て消し、10数えたら風呂場へ行き「○○(ぬいぐるみの名前)みつけた」と言って包丁でを刺す。

3.「次は○○(ぬいぐるみの名前)が鬼」と言いすぐに隠れる。このとき塩水を忘れずに持参する。(塩水は口に含むと霊に姿が見えない)

 

【第一話】

親友の文香に言われるがまま、ひとりかくれんぼをすることになった女子高生のみどり。泣く子も黙る丑三つ時にかくれんぼを開始するも、霊から身を隠せる塩水を持ってくるのを忘れてしまう。てか何その塩水すげえ。ハリーポッターの透明マント並みの機能を塩水で代用できるとか。 

 

 塩水がないので普通に悪霊に見つかってしまったみどりは、恐怖でドタンバタン暴れます。アパートの隣人が夜中にこんな騒いでたら怒鳴り込みますよ普通は。

結局悪霊によって心身喪失気味になったみどり、なぜか文香の部屋から飛び降り自殺します。文香も一足早く首を吊って死んでいました。

オムニバスの合間合間にパソコンでネット民が話してるんですが、それがちょっと長く感じる。個人的にはなんJ民みたいに「ぬいぐるみ刺してきたんゴww」とかやって欲しかったです。


【第二話】

三人の高校生が一緒にひとりかくれんぼをするお話です。三人なのにひとりかくれんぼって・・。男子Aが実行して、男子Bと女子Cが別の部屋でモニター越しに見るというもの。映画「黒い家」に使われたセットと見まごうほどの陰気な家でかくれんぼする三人。これがIKEAみたいなカラフルなインテリアだとそこまで恐怖は感じないんだろうけど。


途中で男子Bがトイレに行くと、風呂場に放置していたはずの人形を発見します。この男子はのちに惨殺死体で見つかるんですが、悪霊に見つかったらこんな物理的なお仕置きにあうの?怖いわ。

【↓画像悪くてすみません。男子Aが霊に襲われた後、ふすまがガラッと空いて中から貞子が出てきます。】

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貞子っぽいというよりまんま貞子です。目を合わせたら心臓発作で殺されるあたり特に。

 

【第三話】

三話目の女子高生が・・大人っぽすぎる。OLさんみたいな風貌が気になって話が入ってきません。 

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【↑この方を女子高生と呼んでいいのだろうか。】

彼女は過去30回ひとりかくれんぼに成功してる猛者です。それはそれで怖い。自分の孤独な気持ちを小説にしたため、”ひとりかくれんぼ”の方法と共に携帯で配信します。

ひとりかくれんぼ31回目ではネットで参加者を募集。多数の参加者がいても皆別々にかくれんぼをするんですよね。かくれんぼの新時代を感じます。

彼女もうっかり塩水を忘れてしまい、霊に見つかってしまいます。ラストはバレリーナみたいな足つきで忍び寄る幽霊に絞殺されますが、幽霊の正体・・・それは彼女自身でした。彼女は”ひとりかくれんぼ”とは自分で自分に呪いをかける方法なんだと気づくのです。

ひとりかくれんぼ [DVD]

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 【↑買うと後悔するレベルの映画です。個人的にあんまり怖くなかったので。】

ひとりかくれんぼ(竹書房恐怖文庫) (竹書房文庫)

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 【↑ネットで実況とかやってた頃は怖かったです。】