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主人公の名前はトモオだってね【カルト映画・鉄男II BODY HAMMER】ネタバレ感想

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主人公の名前は鉄男じゃなくてトモオ。じゃあ鉄男て誰?

トモオが鉄男に変身するんだよ

YOUもう 変身前の名前も鉄男で統一しちゃいなよ!

 

⚠️予告編は今回のレビューでは貼ってません。なぜかというとこの記事が原因で私のグーグルアドセンスのアカウントが停止処分になったからです。何がGoogleの逆鱗に触れたんかは不明。貼り付けていた予告編のせいかもしれないしそうじゃないかもしれない。とりあえず思い当たる節はたくさんあります。

 

海外でもカルト映画として人気の高い、塚本晋也監督の鉄男II THE BODY HAMMER。

 以下雑にネタバレしてます。

 

 

妻と息子とともに平穏な日々を送っていたトモオ。ある日何者かに息子が誘拐され、トモオ自身も犯人たちに捕まってしまう。

そこで体を武器化できる男ー鉄男になるべく実験台にされたトモオ。おなかからエイリアンみたいな粘っこい糸に絡まった銃が出てくる。

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体が重火器化するってこういうのを想像するよね?

 

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でも鉄男の世界ではこうなんだよ!かっこいいっていうよりなんか気持ち悪い。 


 

彼の息子を誘拐した男たちはビジュアル的に黒服のバブルガムブラザーズを想像してください。

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バブルガムブラザーズ。



一時的に鉄男化したものの、元の体に戻ったトモオはなんかきったない布をかぶって逃げる。

途中で緑の公衆電話を見つけたトモオ、助けを呼ぶため電話しようとします。しかしブラザーズの狙撃によってコードが切れてしまったYO!ここはギャグパートなのかな?笑っていいのかどうかわからない雰囲気。

 

一連の犯行の首謀者は”やつ”と呼ばれる男でトモオの実弟だった。トモオと同じく体を銃火器に変形させることができます。

 

ただしトモオは全身を武器化させることができるのに対し、”やつ”は腕しか変化させられない。内なる「殺意の大きさが」が体の武器化に比例しているのだそうです。

 

▼鉄男を崇め奉る半裸の男たち。いろんな意味ですごい画です。

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終盤で突如女体が画面いっぱいに映し出される昭和的なサービスシーンがあるよ!

両親の営みを幼いトモオが目撃するんですが、行為中に父が誤って拳銃で母を撃ち殺してしまう。どっから持ってきたのその銃。

そしてその目撃体験が、トモオの内に眠っていた破壊行為を楽しむ人格を芽生えさせてしまうのです。

 

最終的にトモオは実弟を倒し、その体を戦車に変化させて、無機質な都会のビルを突き進みます。ボディに彼の弟と熱狂的な鉄男信者たちを取り込みながら・・。

 

▼すごい難解なんですけどコアなファンがいるのも頷ける映画です。田口トモロヲの不気味スマイルは一見の価値あり。

 

余談ですがなぜかトモオ役とシザーハンズ役は三上博史さんが演じていると思い込んでいました。

 

▼三上博史さん。

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▼鉄男に変身するトモオ。

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▼シザーハンズ。

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